2012年
08月
23日

 翼。。。。羽でもキャプテンでもありません。

 うちの沼尻工場長の長男。沼尻翼20歳です。

 そんなツバサが、月曜日から栃木県日光サーキットで開催されていた全日本学生ドリフト選手権でベスト20入りの総合17位。

 ターボ車マストのその業界で、沼尻家の家訓である唯一のノンターボとしてはトップ(ってことはNAだと日本一か?)の成績を残しました!!!


 なんせ、翼がまだ赤ん坊の時からの付き合いなのでこの成長は嬉しいでしょー。


 応募総数300超。書類選考から150人に振るい落とされ、初日の予選で上位40人が2日目の決勝ラウンドに進出するというなんとも残酷なまでの競技です。もうワンミスで夏が終わってしまいますよ。。。。。

 参加条件は「学生」とのこと、なので高校生からいい歳こいた微妙なオッサン学生まで幅広いようです。


 競技の内容は、そりゃもう学生だけのなのでハングリーでストイックのようです。先輩から平手打ち食らう学校もあれば罵声と歓声が入り混じった物凄い盛り上がりのようです。


 来年はツバサとしては最後の年。来年こそは激励に行ってやろう。。。。。

 あ、HKSにD1マシン造ってもらってそれを手土産にスポンサーしてやろうかなぁ。。。。1億円もあればできるよね(一部フィクションです)





ツバサのS15(スペックS)です。

普通シルビアっていったらターボだろー。なんでノンターボでやるんだよー。。。。

そこはあのオヤジにして子供だから「打倒ターボ」なんだろうねー。

相変わらずギア比変えて、ファイナル変えて、ジオメトリーいじって、スタビ変えてなどなど。。。。。もう遠回り! だけど腕が確実に上がるか!

ま、そういうのは俺も大好きだよ。。。


それよりさ、、、、俺にドリフト教えてくれよ、ツバサ師匠!

あと祝勝会、俺がやってやるから、一人1000円握りしめてうちに集合ね!(笑)
 
2009年
03月
09日

鶴間裕一
 鶴間裕一。。。。。チーム深谷ではお馴染みのナイスガイです。あだち君の会社の同期です。

 鶴間君と知り合ったのは2002年JOY耐公式練習日雨の茂木パドックでした。当時21歳の彼は小柄の身体に合わないダボダボの作業繋ぎ。全身ズブ濡れで安達君に連れられ挨拶に来ました。ハキハキと礼儀正しく、若者らしく目がキラキラしていました。とても好感が持てるナイスガイです。

 そんな彼から「JOY耐も楽しいですけど、ぼくはスーパー耐久に出ます。」と、若者らしい物怖じしない発言、根拠のない自信、そして何だか無性に応援したくなるような可愛らしさを感じたことを覚えています。

 スーパー耐久に出る、、そんなことが簡単にできるほど日本のモータースポーツは甘くないことは彼も承知です。はっきり言ってお客様ドライバーとしてでしか確立できていない現状も理解しています。当時のレートだと2クラスマシンのセカンドドライバーとして持ち込むお金は500万〜800万円とも言われておりました。もちろん鶴間君にはそんな資金もコネもパトロンも居ません。

 3年後。。。。

 「よしともさん!来年スーパー耐久に出ることになりました!」そんな驚きの連絡がありとても感動したことを覚えております。しかも体勢は自分の仲間内で結成し、マシンも機材もすべて自前です。25歳のスーパー耐久チームオーナーです。
 もちろん彼はお金持ちではありません。某自動車メーカー開発部の普通の会社員です。
 「足りない物は足で稼ぐ!」そんな精神に乗っ取り、20代の若者車好き10人足らずで結成された素晴らしいスーパー耐久の挑戦が始まりました。

 約2年間、もちろん全戦エントリーなんてできません。最寄の数戦を戦ったにすぎませんでしたが、鶴間君の成長の過程を見れば、その数時間が彼にとって素晴らしい時間になったことは理解できます。クラッシュリタイアもありましたが、上位入賞もありました。別に結果ではありません。彼らにとってスーパー耐久は部活だったんです。


 そんな鶴間君が昨日遊びにきました。卒業報告。そしてぼくにお別れを言う為です。。。。。。
 
 今月で退職し、海外に移住するためです。いや、もう一度自分を探す為海外での勉強を選んだのです。
 ぼくは鶴間君に対して何一つしてあげられることはできませんでしたが、義理人情を大切にしている、彼らしい気持ちがとても嬉しかったです。もっとゆっくり話したかったけど、それはまた帰ってきてからの楽しみにしようと思います。



 ドライバーとしての鶴間君はそれはそれは速くて速くて。。。。
 よしともカップにも何回も出てくれています。個人的ハイライトはよしとも耐久夜間の、鶴間あだち106VSシャーク泡工房AXのマジバトルです。2台とも真っ暗なのにベストラインで抜きつ抜かれつ、、、結果はシャークに軍配があがりました。(シャークとは106で46秒台で走る凄腕です。)
 鶴間君の走りは速いだけじゃなく強いんです。そして印象的なのは駆動やタイヤに関係なくどの速度からでも、どんな姿勢からでも、どんな走りでもできるんです。初めて106に乗った時の感想は「この車おかしい!オーバーステアが強すぎる!」と開発さんらしいことを言ってました。
 しのい最終シケインなんかFドリカウンターで入ってきて0ハンドルで抜けます。各コーナーエンセキ乗せません。大変いい腕です。ぜひ2CVに乗せてみたいです。。。。。



 写真はスーパー耐久茂木のグリッドです。弊社のロゴも入っているんです。心残りは、ぼくは一度も現場に行けなかったことです。

写真提供:鶴間裕一オフィシャルカメラマンKEIGO・YAMAMOTO
 
2008年
05月
01日

地獄のゆりかご
地獄のゆりかご。。。。
先日ネコパブリッシングから出版された小説(実話?)です。
著者は安岡ショウイチ氏。ぼくの経営の師匠です。そういえば先日安岡さんから「本出したよ。」ってお手紙が来ていました。

はっきり申しまして安岡さんと出会ってなければ今のぼくは有り得ません。
出合ったのは99年の冬。当時TipoさんとシトロエンAXカップ開催の準備を進めていてそれを知った安岡さんから突然不躾な電話が来たのが始まりです。「ちょっといろいろ聞きたいから時間ある時家に来ないか?」とのこと。

いろいろ話しているうちに意気投合して身の上話まで。。。。当時ぼくは会社を立ち上げ1年生社長でした。正直何やっていいか解らない状態でして毎日苦悩していました。結婚したばかりで更にバタバタもしていました。
それを察した安岡さんは「運転手でもやるか?いろいろ教えてあげられることがあるかもしれん。」と、いうことで極力時間を作り安岡さんの運転手をさせて頂いて勉強しました。仕事の移動はもちろん、接待の同行したり、船を買いに行ったり、偉い人のお世話したり、そしてサーキット走行の同行をしたり。
そう、安岡さんは大のレース好き。そして大金持ちでした。長者番付にも出てくるような。。僕が確認した資産は2000億円。。。だからと言って消費するお金を乱暴に使ったり絶対しません。むしろ僕がおごらされる方が多かったかも。。。。(笑) そんな所に魅力があったりします。お金持ちなんて世の中捨てるほど居ますが問題はその使い方ですものね。

そしてなんだか血の匂いがする人でした。屍(シカバネ)の上を歩いて来たサムライのような強さを感じる男でもありました。いつもニコニコしてるんですが、時折見せる仕事の顔に恐怖も感じました。33年間生きてきてこんな怖い人は未だ現れていません。ぼくもミスをしてよく怒られました。死に近い恐怖を感じたことも確かです。

お陰で今は何も怖くありません。(笑)
経営者としての根本を勉強し、勘を養い人との付き合い方まで。安岡さんから教わったことを今でも忠実に実行しているからこそ、起業してから借金や赤字が無いことも確かです。

前にも触れましたが、安岡さんは大のレース好き。フェラーリチャレンジ他いろんなレースに出ていました。練習はメチャクチャ速いです。AXカップカーで筑波16秒台です。(古今東西最強のAXドライバー杉本武夫が同条件の車で18秒台といえばその速さがわかるはずです)
還暦間近にサーキット走行を始めた人とは思えない走りです。でもその裏には計り知れない努力もありました。日々劣る運動能力を向上させるため辛いフィットネスやサーキット走行で辛い努力は惜しみませんでした。
ぼくとの106対決でも。。。ラップ1秒半負けました。
ポルシェ対決でも。。。。全く歯が立ちませんでした。。。。
闘争心と集中力が凄いんです。でもレースではいつもダメでした。運が悪いしちょっと気が緩んでクラッシュしたり。


そんな安岡さんが突然「レース辞めた!」と言い出しました。そりゃカテゴリーが凄いので億のお金は当然かかります。

安岡さん曰く「日本のレースは金・金・金。こんなんじゃモータースポーツの市民権なんてあったもんじゃない!ドンドン衰退するし後が育たん!」
続けて「よしとも!誰でも出れて参加費+交通費+食事代すべて入れて2万円以内で物凄く楽しいレースを作れ!何年かかっても構わん!大赤字出すようなら俺がなんとかしてやる!怖がらずにやってみろ!そしてその活動をチームにして外に出るんだ!」

実はこれが「よしともカップ」「チーム深谷」の原案だったりするんです。
幸い赤字出して安岡さんに迷惑かけたことは一度もありません。皆さんのお陰で第一回から大変盛り上がっています。でも安岡さんの後ろ盾がなかったらぼくもこんな大胆に好き勝手に出来なかったはずです。
だから安岡さんが数億投入したレース活動はよしともカップの継続を持ってして未だ生き続けていることでもあります。とても小さなことですが、それが恩返しになるかな、、、と。そしてその会場でいろんな人達に車の楽しさを知ってもらうことも同様だったりしてます。

地獄のゆりかご。。。。その本の内容はシリアスで読み込んでいるうちになんだか安岡さんに怒られている気がします。ちょっと昔の緊張感が戻ってきた。そんな小説でした。


 
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